正社員からアルバイトまで!多様な雇用形態の種類と特徴

正社員からアルバイトまで!多様な雇用形態の種類と特徴

雇用形態には、正社員、契約社員をはじめ7つの種類があります。実際採用するとなると、どの雇用形態を選べばいいのか、わからなくなってしまいますよね。

難しく感じる雇用形態の種類ですが、それぞれに特徴があり、求めている人材によって合う・合わないも出てくるため、しっかりと理解しておくことが大切です。

今回は雇用形態の種類と、間違えやすい雇用形態の違いを解説しています。

最後には、採用シチュエーション別のおすすめ雇用形態もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

雇用形態の種類を知って、適切な人材を採用しましょう。

知っておきたい7つの雇用形態とは

雇用形態とは、企業と労働者の間で交わす労働契約の種類を指します。

主に7つの雇用契約があり、労働者は以下のいずれかに当てはまります。

  • 正社員
  • 契約社員・嘱託社員
  • 派遣社員
  • パートタイマー・アルバイト
  • 業務委託(請負)契約を結んで働く人
  • 家内労働者
  • 在宅ワーカー(在宅就業者)

今回は正社員からアルバイトまでの雇用形態について詳しく見ていきます。

正社員とは

正社員とは一般的に、

  • 労働契約に期間の定めがない
  • 就業規則に明記されている所定労働時間がフルタイム
  • 直接雇用

である社員のことをいいます。

直接雇用とは、企業と労働者が直接労働契約を結ぶ形態のこと。間違えやすい直接雇用と間接雇用の違いは後述します。

契約社員・嘱託社員とは

契約社員・嘱託社員は、労働契約に期間の定めがある雇用形態のこと。

契約社員として働く人は、非正規社員の中でも専門性を持っている人が多いのが特徴。一方、嘱託社員は、定年退職後に再雇用した労働者のことを指すケースが多いです。

派遣社員とは

派遣社員とは、労働者と直接契約するのではなく、派遣会社と契約をすることで労働者を確保する雇用形態のこと。

人材を採用する場合、労働者本人と労働契約を結ぶのが一般的です。しかし派遣社員を採用する場合は、労働者本人ではなく、派遣社員の所属する派遣会社と契約をします。

直接契約をしないため、もし合わない労働者が派遣されてきたら変更することもできるのが特徴です。

労働者の賃金は時間給で設定されていることが多く、期間限定で採用することができます。もちろん繁忙期のみの利用も可能です。

派遣社員の中には「紹介予定派遣」という選択肢もあります。紹介予定派遣とは、定められた期間(最大6ヶ月)の就労後、正社員として雇用することができる制度のことです。

紹介予定派遣だからといって、必ず正社員として雇用しなければいけないわけではありません。どのような人か、まったくわからない状態から採用するより、様子を見てから採用できるので安心できる制度です。

パートタイマー・アルバイトとは

パートタイマーとアルバイトは、どちらも大きな違いはありません。両者を区別するために便宜的につけているだけの名称です。

パートタイマーは、いわゆる「パート」と呼ばれ、主に主婦向けの雇用形態です。昼間の時間に短時間勤務で働く人をさします。

短時間での業務になるため、簡単な事務などを任せることが多いです。反対に、高度なスキルが必要な業務は任せない方が無難かもしれません。

しかしパートとして雇用した人のスキルが高ければ、正社員登用することも可能です。その際はパート労働者に正社員登用を考えていることを提案してみましょう。

アルバイトとは、昼夜問わず時間の都合がつきやすい人を対象にしている雇用形態のことです。主に学生やフリーターが対象になります。

昼間の働き手を探している場合はパートを雇用し、夜間や休日はアルバイトを雇用するのが一般的です。

わかりづらい雇用形態の違い

雇用形態は難しい名称が多く、混乱しますよね。

特に間違えやすい雇用形態の違いを見ていきましょう。

  • 正規社員と非正規社員の違い
  • 直接雇用と間接雇用の違い
  • 契約社員と派遣社員の違い
  • 有期雇用と無期雇用の違い

正規社員・非正規社員の違い

「正規社員」と「非正規社員」の違いは、法律で決められたものではありません。労働基準法では給与をもらって働く人は全員「労働者」となります。

正規社員は正社員のことをさし、条件は以下の3つです。

  • 労働契約に期間の定めがない
  • 就業規則に明記されている所定労働時間がフルタイム
  • 直接雇用

一方、上記に該当しない社員は「非正規社員」です。非正規社員の中には、契約社員、パート、アルバイトなどが含まれます。

直接雇用と間接雇用の違い

次に「直接雇用」と「間接雇用」の違いです。

直接雇用は、企業と直接雇用契約を結び、労働の対価として給与をもらう働き方のことです。一方、間接雇用は、勤務している企業と給与をもらう企業が異なる働き方のこと。つまり派遣社員のことをさします。

契約社員と派遣社員の違い

次に「契約社員」と「派遣社員」の違いについて見ていきましょう。

契約社員と派遣社員の違いは、雇用契約を結ぶ相手です。

契約社員を雇う場合は労働者と直接契約をしますが、派遣社員を雇う場合は派遣会社と契約します。

つまり、契約社員は正社員と同じく「直接雇用」ですが、派遣社員は「間接雇用」になるのです。

有期雇用と無期雇用の違い

最後に「有期雇用」と「無期雇用」の違いです。

有期雇用とは、雇用の期間を決めて採用することです。派遣社員や契約社員などが該当します。

一方、無期雇用とは、雇用期間に期限を定めずに採用すること。正社員やアルバイトなどが含まれます。

平成25年の労働契約法改正で、有期の雇用契約が反復更新されて5年を超えた場合、本人の希望により無期雇用に転換できるルールが加わりました。5年を超えて契約をする場合、有期雇用に転換する必要が出てきます。

シチュエーション別おすすめ雇用形態とは

ここまで、雇用形態の種類と、間違えやすい雇用形態の違いについて解説してきました。

最後に、採用を考えるきっかけとなったシチュエーション別に、おすすめの雇用形態をご紹介します。

ただし、ご紹介するのはあくまでも一例なので、自社の状況に合わせて変更してくださいね。

  • 正社員が退職する場合
  • 正社員が休業に入る場合
  • 新たなプロジェクトの人員補充の場合

以上の3つのシチュエーションでおすすめの雇用形態を見ていきましょう。

正社員が退職する場合

まず、正社員が退職する場合のおすすめ雇用形態は、以下の3つです。

  • 正社員
  • 契約社員
  • 派遣社員

「正社員の退職=正社員を雇用する」という考えの人事担当者は多いですが、必ずしも正社員を雇用する必要はありません。

退職者の業務を確認し、高度なスキルが必要なのか等を判断して雇用形態を決めるようにします。

正社員が休業に入る場合

次に正社員が出産、育児、病気、介護などの理由で休業に入る場合。おすすめ雇用形態は、以下の2つです。

  • 契約社員
  • 派遣社員

出産や育児、介護などを理由に休業に入る場合、一定期間の後に戻ってくるのが一般的。

そのため社員の休業中に正社員を雇用してしまうと、復帰後、人員過多になってしまいます。契約社員や派遣社員といった、有期雇用がおすすめです。

新たなプロジェクトの人員補充の場合

最後に、新たなプロジェクトの人員補充の場合のおすすめ雇用形態は、以下の2つです。

  • 正社員
  • 契約社員

新たなプロジェクトが始動するときは、継続して人手が必要になります。スキルのある正社員を雇用するのがベストな方法です。

しかし正社員の雇用となると、選考は慎重になりますし、時間がかかってしまうもの。正社員を雇用するまでの間、力になってくれる優秀な契約社員を先に入れておくといいでしょう。

まとめ

様々な雇用形態があり複雑ですが、種類と内容をきちんと理解しておきましょう。

採用というと「正社員」の雇用にばかり目が向きがちですが、他の雇用形態にも優秀な人材はいます。自社の求めている人材によって、適切な雇用形態を選択することが大切です。

必要な人材をよく見極めて判断しましょう。

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