今さら聞けない採用手法の主な種類と選び方の基本

今さら聞けない採用手法の主な種類と選び方の基本

現代の採用手法はインターネットの発達により、非常に多くの選択肢が存在します。無論、各手法によってメリットやデメリットも異なります。企業側は採用手法の中から、もっとも効果の高い手法を選択しなければなりません。採用手法それぞれの特性を把握し、欲しい人材のターゲットや予算などの状況に応じて、採用手法を選択していく必要があります。

採用手法の種類と特徴

新卒や転職の求人募集の方法は、インターネットの普及により多くの方法が生まれました。細かく言い方を分けると、数が多くなりすぎます。まずは大まかに主な採用手法として分けると、以下のような種類が挙げられます。

主な採用手法一覧

現在利用できる主な採用手法をいくつか例示致します。

  • ハローワーク
  • 大学・専門学校就職課
  • 合同説明会
  • インターンシップ
  • 求人媒体
  • 人材紹介
  • 人材派遣
  • ダイレクト・リクルーティング

それぞれの手法には異なる特徴があります。メリットとデメリットを考えながら、状況に応じて使い分けていきましょう。

ハローワークや学校就職課のメリット・デメリット

ハローワークであれば地域が、大学や専門学校の就職課であれば学校や学部が絞り込める点はメリットです。しかも他の採用手法に比べ、コストがかかりません。一方、現代では就職活動や転職活動の場がWEBをはじめ多岐に分散しており、窓口からの応募者数が減少している事がデメリットとしてあげられます。

合同説明会のメリット・デメリット

採用人数が多い大企業から中小企業向けの物まで、説明会の規模は様々です。母集団の形成が比較的容易で、認知度が低い企業でも求人者の目に触れる事ができる点は大きなメリットです。「説明会」という言葉は使わず「フェア」または「イベント」と名付ける事も多くなりました。

デメリットは、コストがかかる点と担当社員の負担が大きい点です。また売り手市場の今では合同説明会だけでは難しく、フォローアップや追加のセミナーといった細かな対応が求められます。

インターンシップについて

新卒の採用手法として用いられる活動で、学生が実際の現場で仕事を体験する事を言います。短期から長期まで期間は様々で、中でも大学の休みを利用した「サマーインターン」が盛んです。

メリットは実際に体験させる事によって採用後に「思っていたのと違った」と言われるマッチングミスが減り、定職率の向上が図れます。

デメリットは企業側の準備が必要な事です。学生に何をさせるかによって、インターン後のイメージが大きく変わるので、プラスに働く時もあればマイナスに働く場合もあるので注意しましょう。

求人媒体について

求人媒体は主に紙媒体とWEB媒体に分かれます。採用人数の規模や採用期限によっては広告を併用する場合もあるでしょう。細かく分けると以下の通りです。

  • 求人情報誌
  • 求人広告
  • WEB求人サイト
  • WEB求人広告
  • 自社サイト

求人媒体のメリット・デメリット

潜在的な母集団の数が一番多く、費用をかければかけるだけ応募者の数が見込める点がメリットです。デメリットは費用対効果を上げるには専門的な知識が必要となることです。また、基本的に応募者を待つ「エントリー型」の採用手法なので即効性が低い事もデメリットと言えるでしょう。

人材紹介・人材派遣のメリット・デメリット

メリットは、採用担当官の労力が最小で済みます。人材紹介については、WEB上の求人サイトが人材紹介も兼ねているケースがほとんどで、通常のエントリーと紹介を同時に受ける事が可能です。デメリットはコストが高くなる事と、外部委託する事により採用担当官のスキルや経験アップのチャンスを逃すことです。

従来の採用手法にはない新たな取り組み

働き手が減少し、人材の流動性が高まったことにより、新卒の一括採用から人材育成という従来のパターンが使いにくくなったのが現状です。そこで、人材確保に新たな取り組みを導入する会社が増えてきました。以下に近年着目されている採用手法を解説していきます。

ダイレクト・リクルーティング

求人サイトや人材紹介といった第三者を使わず、企業が自ら声かけ、またはスカウトを積極的に行う採用活動をダイレクト・リクルーティングと言います。このダイレクト・リクルーティングの中には以下に解説するミートアップ、ソーシャル・リクルーティング、リファラル・リクルーティングが含まれます。

リファラル・リクルーティング

社員や関係者の人脈から推薦、または紹介してもらう採用手法です。コストがかからず、企業の魅力や仕事内容を伝えやすいので高い定着率が期待できます。

ミートアップ

従来の説明会ではなく「オフ会」のようなリラックスした交流の場を設け、採用者と求人者のコミュニケーションを図ります。交流の場は飲み会からゲーム大会まで、会社によって様々なミートアップが試されています。

ソーシャル・リクルーティング

FacebookやTwitterをはじめとしたSNSを利用した採用活動で、企業側と求人者どちらからもアプローチができる双方向性が特徴です。応募者の個性や人間性もチェックする事ができるので、ミスマッチを防ぎやすいメリットがあります。

新卒を採用する手法

新卒の就職か、中途の転職かによって採用手法が変わってきます。新卒を採用する主な手法には以下のような種類があります。

新卒の主な採用手法一覧

  • 大学・専門学校の就職課
  • 合同説明会
  • 学内セミナー
  • 就職サイト
  • 自社サイト
  • 新卒紹介
  • インターンシップ
  • ダイレクト・リクルーティング
  • ミートアップ
  • ソーシャル・リクルーティング
  • リファラル・リクルーティング

新卒における採用手法の選び方

採用人数の規模と、求める内容によって取るべき手法は変わります。しかし実際には新卒者の減少により、母集団をいかに作るか?という初歩的段階から困難になる事が多く、自然と複数の手法を駆使する事になります。

取るべき手法は多いほど反応が期待できますが、新卒は転職と違い、内定からのフォローアップなど長期的な運用が必要です。採用手法は担当者の人数や能力に応じて取捨選択したほうが効果的です。

なお、新卒の場合は求人媒体や応募ツールを流行に合わせると大きな効果が期待できます。WEBだけでなく、ツイッターやインスタグラムと言ったSNSを積極的に活用する企業は今後も増えていくでしょう。

転職を採用する手法

転職の中途採用は応募者の年齢も幅広く、企業側が望む人材にも具体的な狙いがあるはずです。まず転職者相手に用いる主な採用手法を今一度、見てみましょう。

転職の主な採用手法一覧

  • ハローワーク
  • 転職サイト
  • 合同説明会
  • 転職イベント・フェア
  • 転職紹介
  • 人材派遣
  • ヘッドハンティング
  • ダイレクト・リクルーティング
  • ソーシャル・リクルーティング
  • リファラル・リクルーティング

転職に用いる採用手法の選び方

転職の場合は採用手法がターゲットと予算に応じて変わります。例えば、ターゲットの年齢層によって求人媒体は変わります。若年層であればWEBやSNSになりますが、熟年層は従来からある媒体のほうが使い慣れているため効果的です。

即戦力を求めるキャリア採用の場合は、職種によっても変わってきます。ITなど専門性が高い職種においては、求人媒体を使うエントリー型の採用手法を一切用いず、ヘッドハンティングやダイレクト・リクルーティングといったフォロー型の採用手法に特化させる企業も多くあります。

まとめ

このように数ある採用手法の中から、担当者は状況に応じて使い分けていく必要があります。ターゲット、職種、予算、採用人数と企業側の状況だけでなく、労働市場の変化や就活トレンドも含めて、優秀な人材に入社してもらえるよう企画していきましょう。

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