採用市場の把握、その意味

採用市場の把握、その意味

採用活動をする時に採用市場の動向を考慮していますか?闇雲に採用活動を行っても採用はうまくいきません。採用市場を把握し、その意味をしっかり理解した上で採用活動を進めないと、良い人材は採用できないものです。

ここでは採用市場の動向や把握の重要性、メリットについて説明していきます。

採用市場とは

採用市場とは就職活動において需要と供給をめぐる取引が行われる市場のことです。さらに言うと採用における「売り手」とは就職したい学生や中途採用の求職を行っている人です。逆に「買い手」は採用したい企業になります。

採用市場も普段の市場と一緒で、売り手が優位になったり買い手が優位になったりという傾向にあります。これは時代の変化もそうですし、社会の経済の変化によっても左右されます。

例えば企業側が求人数を少なくして、企業側はたくさんの応募者の中からじっくりと選考を進めるとします。すると企業側にとっては優秀な社員を選ぶことができ満足のいく採用活動が行えます。しかし応募する人たちにとっては、狭き門となり苦労してしまいます。このように企業側が優位な場合を「採用買い手市場」と言います。

逆に企業の総合的求人数が多くなったにも関わらず、就職活動をする人数が変わらなかったとします。そうすると求人をする人たちがたくさんの企業からじっくり選ぶ立場にあり満足のいく就職活動ができます。しかし、企業側は採用に際して優秀な社員を確保するのに苦労することになります。このように求職をする人たちが優位な場合を「採用売り手市場」と言います。

採用市場の動向は

採用市場は今、空前の売り手市場と言われています。もし採用活動を行うのであれば、採用市場の動向を把握して始めてスタートとなります。

もし採用市場の動向を把握していなかった場合、優秀な社員はおろか目標の人数を採用することも叶いません。ここではその事態を防ぐためにも、近年の採用市場の動向について調査した結果を説明していきます。

2018年の採用市場の動向について

調査された結果によると、2018年の大学卒業求人倍率は1.88倍となっており、7年連続倍率が上昇し続けるという結果を叩き出しています。さらに言うと中小企業は過去最高の9.91倍という数字を出し、採用難がさらに加速してきている状態を表しています。

これらの原因は少子高齢化による労働人口減少と、近年の景気回復が関係しています。さらにはベンチャー企業が著しく増加し企業数が大きく変化してきたことと、学生や中途採用を求める応募者の働くにあたっての考え方が変わってきたことも大きな関係があります。

参考サイト:リクルートワークス研究所 「大卒求人倍率調査(2019年卒)」

採用市場の動向を把握して良い人材を獲得しよう

今後の採用市場は大きく変化していきます。さらに近年は売り手市場となっているので、闇雲に採用活動をしていても優秀な社員を入社させることや目標社員数に達することなど到底できません。

昔ながらの感覚的な採用活動では時代の流れに置いていかれます。そうなる前に採用市場の動向を把握しつつ、今の時代に合わせた新しい採用手法や応募してくる人がどのような考えを持っているかなど独自で調査をして売り手市場と言われる現代を乗り越えていきましょう。

採用市場の動向を把握する3つのメリットとは

では採用市場の動向を把握することでどのようなメリットが得られるのでしょうか。ここでは動向を把握した際の3つのメリットについて詳しく説明していきます。

採用への力の入れ方がが分かる

採用市場を把握しておくと、採用への力の入れ方が分かるようになります。どのくらい力を入れないと、目標の人数を達成できないか、良い人材を獲得できないかが分かります。

優秀な社員を採用するには人事部の力も大事ですが、会社全体で協力し合わないといけません。企業の繁栄のために優秀な社員や多くの人員を採用する場合は上層部と今後の採用活動の動きを話し合いましょう。採用市場の動向を理解し説明が出来るようになれば、会社全体で採用に向けて動くことが可能になってきます。

採用活動のタイミングが分かる

採用市場を把握しておくと、採用活動をどのくらいの時期から始めたら良いかが分かります。何月になったから採用活動を始めるということではありません。

例えばですが、今年の採用市場の動向は大きく変化しそうだから、この時期にインターンシップをやろうと考えるのもいいでしょう。他の企業がまだしていないメディアに記事を掲載しようとか、SNS配信をしようとかを考えるのも問題ありません。採用活動におけるタイミングは採用市場の動向次第で逆算することができます。

自社に一番影響力を与える時期はいつなのかを採用市場の動向から把握し、優秀な社員や確保すべき人員を採用していきましょう。

採用活動の戦略が立てやすい

採用市場を把握しておくと、採用活動の戦略が立てやすくなります。こういう人材が欲しいとかどの職種の採用をしようかなどといったことは、採用市場の動向を把握することで明確になります。

例えば、採用市場には業種別求人倍率というものがあります。こちらを見れば1年ごとの業種別の倍率が出ているので、新しい業種を採用したい場合には参考にするとよいでしょう。

参考サイト:リクルートワークス研究所 「大卒求人倍率調査(2019年卒)」

まとめ

現代の採用においての市場は大きく変わっていきます。そんな中でも対策をしっかりしておけば問題なく乗り越えることが可能です。

採用市場の動向を把握した人が、自社に欲しい人材を採用できると言っても過言ではありません。ぜひ今後の採用活動を良いものとしていきたいのでしたら、採用市場の動向をしっかり見ていきましょう。

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