採用条件の作り方、徹底分析!

採用条件の作り方、徹底分析!

人材を採用する上でどのような条件を設定すればよいか、そのような悩みを抱えている人事の方は多いのではないでしょうか。企業によって解決すべき課題や求める人材はバラバラであり、その中で自社に適した人材条件・採用条件をつくらないと、ミスマッチが起こる可能性が非常に高くなります。そこで今回は、採用条件の作り方を3つのステップに分けて解説していきます。

採用条件とは

採用条件とは、「求める人材を採用するための判断基準・ルール」のことを指します。例えば、社会人経験1年以上や素直さがある人など、能力面・人材面における条件を社内で明確にすることで、自社に最適な人材を採ることができます。

採用条件が定まっていないと求める人物へのアプローチが難しく、応募者に対しての評価基準も面接官によってバラバラになってしまうので、ミスマッチが発生する可能性が高くなります。そうなると、採用にかけた予算・工程などのコストがさらに発生するため、効率的な採用活動を行うことは難しいでしょう。

また、採用後に採用条件の内容や効果を検証し、次回の採用活動に活かすためにも、明確な採用条件を定めることは非常に大切です。

採用条件の作り方3つのステップ

それでは、具体的にどのように採用条件を決めていけばよいのでしょうか。3つのステップに分けてそれぞれご紹介します。

社内でヒアリング・リサーチを行う

採用条件を決めるためには、まずは条件の裏付けとなる情報の素材が必要です。

人材を必要とする現場や経営層・マネジメント層に対してヒアリングを実施し、情報収集を行いましょう。ヒアリングの内容は抱えている課題・期待する役割・必要なスキルや経験・求めるマインド・具体的な仕事内容・採用人数・職場環境・入社後の育成環境など、非常に多岐に渡ります。

経営層・マネジメント層からは将来のビジョンを見据えた視点や、現場からは具体的なスキルや仕事内容などを聞くことができるでしょう。特に中途採用の場合、期待している役割やどのような人材が欲しいかが明確になっていることが多いので、ミスマッチが発生しないよう現場のスタッフにしっかりヒアリングをすることが大切です。

それと同時に、採用市場の現状についてもリサーチしておきましょう。同じ業界の採用動向や競合の採用条件などを調べることで、のちに設計する自社の採用条件の適正化をはかることができます。また、転職希望者数や求人倍率を把握することで、目標とする採用人数を達成するためには、どのくらいの母集団を形成する必要があるのかという具体的な採用プランを立てることにも役立ちます。

ヒアリングした情報を整理する

ヒアリングをして情報を集めたら、次はそれらの素材を一つ一つ整理していきます。

具体的には、ヒアリングした内容を能力面・人物面・属性面の3つに分けていきましょう。

能力面:必要とされる知識・スキル・経験・資格 など
人物面:性格・価値観・仕事観・社風との合致 など
条件面:性別・年齢・地域・勤務時間・給与・休日 など

そして、それぞれのカテゴリーに整理された情報を、MUST(必要条件)とWANT(十分条件)の2つに分類して優先順位をつけていきます。全ての条件や望みを叶えられればベストなのですが、そのような人材がタイミングよく現れることは現実的にとても難しいです。そのため、さまざまな条件の中から譲れない条件と希望する条件をしっかり分けて考えましょう。

これらが採用条件となり、実際に応募者を判断する基準にもなります。

ペルソナ(求める人物像)を明確にする

情報の収集・整理ができたら、次はそれらの情報を加工していきます。

ヒアリングした要件を満たすペルソナを、先ほどの能力面・人物面・条件面から設計しましょう。

必要な要素を洗い出すだけでは、実在しない人物を求めることになってしまったり、採用に関わる経営層・人事・現場の間でイメージの齟齬が発生する恐れがあります。そのため、実際に採用する際の基準となるような、具体的な人物像を作り上げましょう。

社内でヒアリングした要件をすでに満たしている優秀な社員の行動特性(コンピテンシー)を分析し、ペルソナを組み立てる際に活用することも有効です。

また、ペルソナは市場にどのくらいいるか、どのような理由で求職活動をするか、どの媒体を利用するか、次の職場に求めることは何かなどを具体的にイメージすることができれば、よりスムーズに採用活動を行うことができるでしょう。

ペルソナの設計後は経営層や現場に必ず共有し、フィードバックをいただいて適宜調整しながらすり合わせを行ってください。

まとめ

採用条件を作ることで、応募者の選考基準が明確になるのはもちろん、社内間の欲しい人材におけるイメージのギャップを解消することができます。

ヒアリングや情報の整理・ペルソナの設定など、採用条件の作成にはさまざまな工程が必要ですが、これらの事前準備を疎かにしてしまうと採用活動における土台が崩れ、ミスマッチを招く恐れがあります。

そのような事態を防ぐためにも、採用条件という足場をしっかり固めた上で採用活動を行なっていきましょう。

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