内定辞退をされてしまった時こそ改善のチャンス!転職経験者に聞く内定辞退理由

内定辞退をされてしまった時こそ改善のチャンス!転職経験者に聞く内定辞退理由

内定辞退はどうしても起きてしまうものとわかっていても、実際にされてしまうとショックが大きいですよね。しかし、理由を押さえておけば、防止・改善をすることは可能です。

そこでこの記事では、どのような理由で内定辞退があるのが、具体的な対策・防止方法をご紹介します。

内定辞退をされるデメリットを改めて認識しよう

まず、内定辞退をされるデメリットを改めて認識していくところから始めましょう。主なデメリットは下記3点です。

関係者のやる気を削いでしまう

内定辞退が出てしまうと、関係者は「せっかく時間を割いて面接したのに…」「何か自分が悪かったのだろうか」と物理的・精神的なショックを味わうことになります。「自社に良い人材を採用するために!」と考えて動いてくれていた人こそ、やる気を削がれてしまう可能性が高いのです。
やる気が削がれてしまうと、次の面接など採用活動に大きな影響を及ぼします。

面接での動機づけがうまくいかなければ、さらなる内定辞退を生むことにもつながりかねません。これらの状況を考慮して、できるだけ内定辞退を出さないコミュニケーションが必要となります。

費用、時間、人的コストが無駄になる

内定辞退をした人の採用活動にかかった費用(会場費など)、時間、人的コストが無駄になることも大きなデメリットです。企業において重要なポストにいる人が採用活動に関わることが多いため、その人の時給を考えると見えていなかった採用活動にかかる莫大なコストが見えてくるでしょう。

そのコスト意識を持ちながら真剣に取り組むことが重要です。

希望の採用ができないことで事業の歩みが遅れる

内定辞退最大のデメリットは、予定していた事業の歩みが遅れる可能性があるということです。人材採用は事業計画に基づいて考えていますから、希望の人が採用できなければ計画自体が狂ってしまいます。

時期にもよりますが、同じような人を採用できるまでに時間がかかることを考えると、計画が後ろ倒しになり事業の歩みが遅れる可能性も十分あるでしょう。

求職者アンケートで内定辞退の理由を知ろう!

ではここから内定辞退を防いでいくために、求職者の辞退理由アンケートを参考に、内定辞退の理由を探っていきましょう。

ドタキャン辞退、内定後辞退が増加

以前は面接前辞退が多かったのですが、最近は選考が進んだ段階、内定が出た段階での辞退が増えています。選考が進んでいるため、関係者のショックも大きくなるのが特徴。転職者も同時並行で選考を進めているため、他社での内定が出た、あるいは考えた結果やはり自分に合わないと感じて選考を断るなどで、ドタキャン辞退や内定後辞退が増えることもあるでしょう。

アンケートでの調査をもとに、ドタキャン辞退の理由を次の章でご紹介します。

ドタキャン辞退の理由は?




ドタキャンの理由としては、「体調が悪かった」「事故が起きた」など、トラブルや止む終えない事情が上位になっています。

他にも、「ネットで良くない評判を見た」こと、「他社での選考が通過した・内定が決まった」「希望と異なると判断した」などが理由に挙がっています。




また、ドタキャンの際に連絡をしなかった理由としては、「辞退理由を思いつかなかった」が41%と最も多く、次いで「辞退が申し訳ないと感じて連絡ができなかった」「失念していた」「時間がなかった」などの理由が挙げられています。

「失念している」、「時間がない」など、その企業の選考そもものの優先度が低く、先回しにされているような理由も入ってきていることを見ると、やはり希望とは異なるという判断がくだされた後に、連絡するか・しないかの違いが出ただけといえるでしょう。

内定後辞退の理由




内定後辞退に関しては「勤務地、給与など条件面の問題」、「社風のミスマッチ」「他社選考通過・内定」「求人情報や面接時の条件と齟齬があった」「面接官や担当者の対応悪い」などが理由として挙がっています。

変更できる点としては、選考スピードを上げることや齟齬のない情報共有、対応の改善などが挙げられるでしょう。これまでの理由よりも改善の余地が残されているのではないでしょうか。

参照元:エン・ジャパン「求職者の選考辞退、内定辞退のホンネと、企業側の対策まとめ!辞退の心理

内定辞退の改善・対策法とは?

では次に、実際に内定辞退をされないための改善・対策方法をご紹介します。内定辞退をされた時こそ、内定自体を防ぐことができるチャンスが訪れていると前向きに考え、対策に今すぐ取り組むようにしてみてください。

あらかじめミスマッチを起こさない工夫をする 

条件面や社風のミスマッチが内定辞退の理由になっているケースが一番多かったことを見ると、徹底的に自社の情報のオープン化を心がけることが大切です。

これが不十分だったり、うまく自社の雰囲気が伝えられていないと、せっかく応募してもらえても、「思っていたのと違った」と選考を追うごとに求職者の心が離れてしまう原因になるといえるでしょう。

つまり、募集をかける時点で、下記3つのことを明確に伝えることが重要です。

・給与条件、待遇
・応募資格の必須条件と希望条件
・社風や社員紹介など、自社の雰囲気

採用活動をするにあたって、給与条件、待遇などの条件面が内定出しのタイミングで下方修正されないように、確定させておくことは何よりも重要です。内定辞退した人が条件が異なっていたと感じれば、その話が求職者の間で回ってしまう可能性もあるでしょう。また、必須と希望条件については誰が伝えても同じ情報になるように、すり合わせしておくことが重要です。

社風が自分と合わないという点も辞退理由の上位に来ていますから、内定辞退が多い場合は今の見せ方が適切でないと判断すべきでしょう。

自社に入社してくれている人はどの部分にマッチしているのかをヒアリングし、その魅力を最大限に伝えられる仕立てを考えることが重要です。写真、動画、写真インタビューや自社SNS、ブログ等…興味を持った求職者が事前に会社の雰囲気を知ることが出来るよう、自社に合った手法を選んで工夫すると良いでしょう。

また、選考の際にも、候補者のスキルが要件を満たしているかだけでなく、「社風が自社に合っているか」も注視するとミスマッチを防げます。企業によっては「カルチャーマッチ」という項目を設けて、採用基準としていることもあります。

これらの点は、求人広告を作成する際にも必ず明記したいポイントとなります。求職者からの応募を「待つ」ことがメインとなる広告掲載において、選考後のミスマッチを防ぐためには、情報不足を防ぎ、読み手の不安を取り除くことが最重要となります。

選考中は候補者にとって気持ちのいい体験を心がける

次に改善すべき選考途中の対応についても対策をご紹介します。

企業側が候補者を「選ぶ」立場だと思う人がいる以上、どうしても企業側が優位に立っているという態度を取ってしまうでしょう。しかし、候補者も自分が入社する会社を複数の中から選んでいることを忘れないことが重要です。

また、今後自社のサービスや製品を利用してくれるかもしれない「お客様」なのだ、という気持ちも忘れないように関係者に教育を行いましょう。

近年、Candidate Experience(CX)=候補者体験と呼ばれる言葉がアメリカを中心に普及しているのをご存じでしょうか。選考プロセスにおいて、企業側が感謝や思いやりを持った対応を心がけることで、「たとえ入社してくれなかったとしても、自社のファンになってもらおう」という取り組みが国内でも徐々に注目され始めているのです。

短期的な目線だけでなく、長期的な目線で物事を捉え、「候補者がファンとなるような体験を」と考えて取り組めば、企業自体の印象も変わり内定辞退も減少していくはずです。

そのため、選考に関係する人には全員下記教育を行うようにするのがおすすめです。

・人材採用が自社にとっていかに重要かの理解促進
・最新の採用マーケットや自社状況を含め現況の把握を行う
・選考担当者に対応方法などの教育を行う(CX・カルチャーマッチ・対応方法)

選考スピードの向上と内定者フォローへ注力

最後に、他社内定で断られないための選考スピード向上・内定者フォローについて対策をご紹介します。

他社状況よりも早く内定が出せるように選考フローを見直す

まずは他社内定よりも早く内定が出せるように選考フローを見直しましょう。他社内定が先に出たことが理由の内定辞退を防ぐことができます。特に事業競合とは異なる採用競合がどの企業なのか、そしてその企業の選考フローはどうなっているのかなどを調査し、内容を検討することが必要です。

余計な時間を省くことはもちろん、選考の中身を充実させるCXなども検討しながら、差別化を図っていきましょう。

内定承諾理由を調査後、理由に沿った内定者フォローを行う

内定した後、あるいは内定承諾の後などに内定者が「入社したい」と思った理由をヒアリングしてみるのもおすすめです。その理由をさらに強化するような内定者フォローを行えば、入社意欲が高まることが予想されます。

例えば会社全体で1つのことに取り組む社風に魅力を感じているようであれば、先輩や上司となる人と一緒にワークや食事をするなどの機会を定期的に設けるなど、理由別に内定者フォロー内容を変えることも有効な手段でしょう。

まとめ

内定辞退のデメリットや候補者が内定辞退をする理由、対策をまとめてご紹介しました。実際に内定辞退をされてしまった時はショックですが、内定辞退を受けてしまった=改善の余地があるということですので、よりよい採用活動を実現するためにも、ぜひ前向きに改善・対策に取り組んでみてください。

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