新入社員、どうやって育てる?研修のポイントとは

新入社員、どうやって育てる?研修のポイントとは

新卒入社の社員は、当然ながら経験もスキルもほとんどありません。たとえ高いポテンシャルがあったとしても、優秀に育てられるかどうかは入社後の人材育成次第です。

とはいえ、どんな研修をするのが良いのか分からないという人事担当の方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、新卒の新入社員に対してどんな教育、フォローをすべきかを解説していきます。

社内では座学で社会人としての基本を教える

入社してすぐに配属先でのOJTを開始してしまうのは、新卒入社の社員にとって不安が大きいといえます。入社後はまず座学で仕事への心構えやビジネスマナー、商品・業界知識などを指導し、社会人としての下地を作ってあげるべきです。この項目では、座学でどういった指導をしていくかの一例をご紹介します。

社会人としての心構え・ビジネスマナーを教える

大学を卒業したばかりの新卒社員は、ほぼ何も知らない状態で入社してきます。まずは仕事への向き合い方や責任感、SNS等Web関連のリテラシー、先輩や上司との接し方、学習の習慣化、そしてビジネスマナーまで、社会人として必要な心構えを教えるところから始めましょう。

人事担当や先輩にとっては当たり前のことでも、新卒の社員たちにとっては分からないことばかりです。敬語はもちろん、名刺の渡し方や商談での立ち居振る舞いなど、新卒で入社した社員は不安に感じている点が多いです。自信をつけてもらうためにも、実際の業務風景を先輩がなぞり、やってみせながら教えていくのが分かりやすいと思います。

商品知識・業界知識を伝える

自分が携わる商品やサービスについては仕事をしながら覚えていく部分が大きいと思いますが、ある程度の基礎は現場配属前の座学で伝えておいたほうが、スムーズに業務に入れます。何よりいきなり配属して商品・サービスが分からない状態では、顧客に誤った情報を伝えてしまったり、新入社員にとってもそれが原因でストレスになってしまうこともあるでしょう。そうなると退職リスクにもなり、会社側にとっても損失です。

現場でのOJTで、仕事を教える

仕事を教えるにはOJTで指導していくのが慣れも早いと思います。しかし、入社早々、何の準備もなく現場に入って仕事を覚えていくのは効率的とは言えず、せっかくポテンシャルがあってもうまくパフォーマンスが発揮できません。この項目では先輩や上司によるOJTについて気を付けるべきポイントをまとめます。

計画を伝え、目的を理解してもらう

OJTの失敗例としてありがちなのが、いきなり仕事を教えてしまうことです。教えられる側も、何のために、何を目標にして学ぶかが分からなければ迷ってしまいます。そのため、OJTに入る前に指導計画を本人と共有しておきましょう。何を目標として、どんなことを、どのくらいの期間で教えるのかなどゴールを意識することで、本人も何を学び取るべきかをイメージしやすくなります。

まずは上司・先輩の仕事を実際に見せる

新入社員にいきなり仕事をさせるのではなく、まずは上司・先輩の仕事を見せた上で、ポイントを教えていきましょう。そして上司・先輩同席のもとで実際にやってみてもらい、改善点を随時フィードバックしていきます。「見て覚えろ」「先輩の仕事を盗め」というスタンスは前時代的で、最近の新入社員にはなじまなくなっています。

日々の業務の中で振り返りを行う

ただ教えるだけでなく、学んだことや分からないことを振り返る時間を設けましょう。教えっぱなしでは指導内容が身に付いているかをチェックできません。チェックと改善を繰り返すフォローを、日々の振り返りを通じて行っていきます。

社内で指導できないことは、社外研修を活用

優秀な社員に育てていくには、社内研修だけでは限界もあります。例えばより専門スキルに関しては、社内に指導できる上司・先輩がいないケースもあるでしょう。その際は社外の教育専門機関等を活用し、外部研修を利用するとも手段のひとつです。

社外にセミナーを受けに行く他、社内にいながらオンラインセミナーを受けたり、e-ラーニング形式だったりと、ニーズにあった受け方が選べます。

新入社員は不安を抱えている

新卒で入社する社員は、初めての社会人生活で生活環境が変わることに、少なからずストレスも不安も抱えています。成長できるかどうかはあくまで本人次第ですが、せっかく高いモチベーションをもって入社してくれるので、それをストレスなく思い切り発揮できる環境づくりが重要といえます。

入社後の研修では、新卒社員たちがこれからキャリアを築く上で、どんなスキルを習得すべきを明確に意識付けすることが大切です。また、ただ意識付けするだけでなく、日々小さな課題を少しづつクリアして、成長していることを実感できるとモチベーションアップにつながります。

加えて、壁にぶつかったときにフォローできる体制も大切です。分わからないことがあったらどんどん質問できる環境づくりはもちろん、定期的なフォロー面談等で、日々の業務の中で抱えている不安を出来る限り多く吸い上げてあげましょう。できることはその場でアドバイスしたり、時には現場の担当者にその点をフォローしてもらえるよう伝えるなど、現場にいない人事だからこそできる働きかけも大切です。

まとめ

今回は新卒社員の研修のポイントについて解説しました。

新卒社員が優秀に育つかどうかは、入社後の受け入れや教育次第です。スキルや経験、がないところからキャリアを積み上げていくスタート段階なので、時間はかかると思いますが、優秀な若手を育てることは将来的に会社の利益にもつながりますし、新入社員は将来の幹部候補にもなり得る貴重な人材です。

ぜひ今回ご紹介した、社内での座学、現場でのOJT、社外での研修の3つの指導のポイントを参考にしていただければ幸いです。

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